春は近い


病院の予約日でいつものように歩く。朝5センチほど積もったのは淡雪で、道路の雪はほとんど消えて乾いていた。春は近い。
病院の廊下は一部の照明が消されて薄暗い。待っている人はいつもの半分だ。遠い人は交通手段がないので来られないらしい。いつもの先生ではなかったし、薬も2週間分だけの処方だった。
帰り道、スーパーで猫たちの餌を買う。棚には品物がほとんど残っていない。とにかく1袋買ってきた。