沢内の森を歩く


「早春の和賀川水源の森・苗づくりと雪わたり」というイベントに参加した。夜半から降り出した雪が数センチ積もる。今日は冬に逆戻りした。

会場の沢内あたりは一面の雪景色だ。カンジキを付けて森の中へ。雪は固くなっているがいきなり沈み込んだりする。歩きながらミズナラ、オニグルミ、コナラ、ヌルデなど冬芽を観察する。

樹の上に枯葉が固まっているところがある。熊が餌を食べたところでクマダナと呼ぶ。高さは約8メートル。登る時に付けた跡もはっきり残っていた。他の動物の足跡は新雪で隠れて見つからない。

午後は雪をスコップで地面まで掘り、積雪の断面を観察した。歩いていたあたりの積雪は114センチ。雪の断面を着色するときれいな縞模様になる。
この雪が解けると40センチくらいの水のなるという。これが川に流れだすわけだ。