<おじろ>


廊下を<らん>が走った。外を大きい猫が通って行く。立てた尻尾の先が白い。<くろ>に続いてまた新猫が現れたようだ。
隣の床下に潜らず座ってこちらを見ている。カメラを持ってゆっくり外に出て、ゆっくり近づいたが動こうともしない。その隙に写真を何枚か撮ったが、尻尾は隠れていて写らなかった。
<猫史>がこんな感じの猫だったが、尻尾に白色は無かった。きっとこれは飼い猫だろう。しばらく近くで鳴いていた。
次々に猫がやってくるのは、外猫も娘盛りになったということだなあ。猫の名前は<おじろ>と決めた。