<ちび>は捨て猫だった

tebike2006-02-02

倉庫脇の草むらにダンボール箱に入れられて、捨てられていたのは16年前の秋のことだ。全部で4匹の子猫がいて見つけた社員たちが2匹、通りかかった人が1匹連れて行くことになった。しかし貰い手がなく、箱にの中からじっと上を見上げていたのがこの<ちび>だ。

「貰い手がない子猫がいるんだけれど」と言われて、すぐ「いいよ」と返事した。他の幸運な子猫たちは長毛の黒猫、長毛のこげ茶猫、短毛の白猫だったそうだ。<ちび>は長毛で白黒のぶちがある子猫だった。でも一番目立つのは鼻の上の黒いダイヤのエースと右目にかかった黒模様だろう。

何回か引越し経験してここにやってきた。じゃれるうちは子猫と教えたので紐には飛びついてくるがやはり歳は争えない。それはお互い様だな。